ミルフォード・サウンド

ミルフォード・サウンド ミルフォード・サウンド is one of the popular State Park located in , listed under National Park in Lake Tekapo , Region in Lake Tekapo , State Park in Lake Tekapo ,

Contact Details & Working Hours

More about ミルフォード・サウンド

ミルフォード・サウンド はニュージーランドの南島の南西部のフィヨルドランド国立公園に位置するフィヨルド。テ・ワヒポウナムの一部としてユネスコの世界遺産(自然遺産)に登録されている。別名として、ピオピオタヒ(Piopiotahi、マオリ語で「一羽のツグミ」)と呼ばれる。ミルフォード・サウンドはウェールズにあるミルフォード・ヘーブンにちなんでつけられた名前である。ミルフォードサウンドを最初に発見したジョン・グロノの生まれ故郷である。概要ミルフォードサウンドは、フィヨルドである。サウンドとは、英語で入り江を意味し、詳細には川の水の氾濫によってできた地形を指す。フィヨルドは、氷河の進退によって削られた岩山に氷河の溶け水や海水が入り込んで形成される地形であるが、発見当時の人々の地理の知識や、言葉の知識がなかったためにサウンドと名付られてしまった。フィヨルドランド国立公園内には他に13のフィヨルドがあるが、同様の理由でサウンドと名付けられている。ミルフォード・サウンドはタスマン海から15km内陸まで続いており、1200m以上の断崖絶壁に囲まれている。ミルフォードサウンドで最も有名な山は標高1800mのマイターピークで、ニュージーランドを象徴する景色としてガイドブックやポストカード、土産品、その他ポスターなどのイメージとして使われる山である。マイターピークは海水面から直接そそり立つ山としては、世界で2番目の高さを誇る。ミルフォードサウンドから見られる最も高い山は、2300mのペンブローク山で、通年山頂に氷河が見られる。この氷河の雪解け水は、ミルフォードサウンド内で見られるボーウェン滝やスターリング滝を形成してフィヨルドに流れ出る。主に鬱蒼と茂った多雨林がその絶壁に生えている一方で、岩山の内部には銅や金が埋まっている。発見当時は金を求めて訪れる者もいたが、岩肌が強く硬すぎるため、また海水面からの作業となるため、採掘を諦めた。現在は国立公園内、さらに世界遺産のため、鉱物を掘ることは違法である。この自然の美しさに惹かれて、毎日何千人もの観光客が訪れる。ミルフォード・サウンドは、年間7000-8000mmもの降水量があり一年の3分の2、およそ230日は雨が降る。その度にカスケードと呼ばれるいくつもの一時的な滝が形成される。中には1000mを越える滝もある。この雨により、時にフィヨルドの崖の土壌がゆるみ、地滑りが起こる。急峻な岩肌を木々がお互いに支えきれずに上部から次々と倒れ落ちていく現象で、ミルフォードサウンドでは当たり前の光景である。このため、山壁に見える森林の一部で岩肌がむき出しになっている。しかし、多雨やたくさんの野生の鳥によって持ち込まれる種子などにより、森林の回復が世界の他地域よりも数倍早いと言われている。ミルフォードサウンドでは、雨天時には数千もの滝が見られる。しかし、これらの滝は快晴時には涸れてしまい、恒久的に見られる滝は、たったの2本である。一つは160mのボーウェン滝、もう一つは155mのスターリング滝である。どちらも山頂(ペンブローク山)に残っている氷河の雪解け水が作り出す滝である。この氷河も2040年頃までに完全に溶けて消滅すると言われており、これらの滝も見られなくなるかもしれない。

Map of ミルフォード・サウンド